小児科医ママの「育児の不安」解決BOOKを読みました
小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK‐間違った助言や迷信に悩まされないために
- 作者: 森戸やすみ
- 出版社/メーカー: メタモル出版
- 発売日: 2012/12/22
- メディア: 単行本
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授乳中に飲んで良い薬のこと
精神疾患、抗がん剤などを一部の薬を除いては、母乳に移行する量は微量であり問題とならない、というのが最近の見方のようです(この件は小児科、産婦人科の先生のほうが詳しい印象)。本書では授乳中に飲んでも問題がない薬の一覧があり、これだけでも買う価値はあると思います。過去かかった内科の先生で、本書に載ってる薬でも「授乳をやめて薬を飲んでください」と言われることがありましたが、たぶんとにかく安全側に倒すなら飲ませないほうが無難、という判断によるものかなと想像しています*2。
1歳未満のインフルエンザの予防接種
自分は医者ではないですが、これについては素人がかかりつけの小児科の先生と話をしている感触では多少意見が分かれると思います。これは0歳児の場合、下記の理由によります。ただ、子どもにインフルエンザを伝染すのだけはとにかく避けたいので、この冬は親である自分が接種しました。
(1)本書でも言及があるようにほかの受けるべき予防接種の本数が多いので、そちらを優先したほうがいい(本書の場合16本)
(2)インフルエンザの予防接種を0歳児に打っても抗体ができないことが多い
医者に行く目安
これもわりと先生や人による…。3・4か月検診でお話した小児科の先生で、「子どもは一度症状がでるとなかなか引かないので、早めに医者にかかったほうがいいですよ」という先生もいました。とはいえ、こちらとしても、あんまりつまんない用事で行って、かえって風邪とかうつされてもな、などぐずぐず。自分の場合、子どものその症状で夜泣きが悪化した、夜寝ない、機嫌が悪くなった、あまりにも症状がひかなくてこちらも世話をするのがしんどくなってきた、あたりで連れていくようにしています(共倒れになってもまわりが困るので)。
書いてなかったけど気になること
正直良く分からない離乳食
個人的に、育児雑誌とかでとりあげられる離乳食の記事って、えっここまでしなきゃいけないの、って思っていて、うちはとりあえず2回食が軌道にのったので、最近は油や肉を使わない親が食べるものを、味付けするまえにとりわけて、適宜潰して食べさせています。超適当。最近のたまひよとか、日本の離乳食って、ものすごい厳密で、こんな手の込んだもの、自分が赤ちゃんの時絶対食べてなかったと思うし、たぶん日本よりルーズな海外はどうしてるのかなと思います。
おかげさまで8ヶ月を過ぎ、遅れていた0歳分の予防接種もほぼ終わり、お腹の風邪、風邪による発熱も一通りやりまして最近だいぶ落ち着いてきました。最近、子どもも結構あちこち連れ回してる割に元気なので、結構本人も逞しくなってきたようで頼もしいです。そうして思い返すと、新生児~生後5ヶ月ぐらいまでは親である自分も余裕がなくてバタバタ、はじめての子育てで色々わけわからんし、子どもと二人で家に篭もっている時は本当に色々考えすぎ、思い悩みすぎていたと思います。本書はそういう時にほんとは読みたかった…、(子どもが産まれたタイミング上しょうがない)色々励ましてもらえる暖かい本だと思います。