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はるのあした

涵之如海 養之如春

育児の醍醐味

育児のしんどさって、一言では言い尽くせないんだけど、たとえば、24時間いつでも、子どもの都合で泣き声で呼ばれ、子どもが喋れない頃は顔と泣き声から次のアクションを考えて、子どもの不快を快のほうにひたすら倒してく作業に時間と自分の体力と精神力を費やされる、ってとこでしょうか。

とくに男の子のギャン泣きって泣き叫ぶだけじゃなくて暴れるので、それを無理やり抱っこして押さえつけないと頭から落っこちそうになるし。危ないですよほんとに。おっぱい飲んだ後、自分で首ごとしゅぱーんと引き抜いたりするし。男の子はおむつも手早く交換しないと、射出口がせり上がってきてびゅっと放物線描いておしっこが飛び出しますし。メリーって一人遊びに集中してくれるのでとてもいいおもちゃですけど、遊びすぎて疲れるどころか、興奮して叫ぶ、メリーのぬいぐるみをパンチする、布団からずり落ちる、変なとこにひっかかってむしろ泣く、とか。最近赤ちゃん向けのうきわの事故が報道されましたけど、あれも実際に使って見てると結構危なっかしくて、とてもとても目を離せない。…などなど。そういう経験を通して、男の子が肝っ玉母さんを育ててるんじゃないかと思うぐらい。

さらに、自分が疲れてくるのは良くなくて、精神的に良い状態で接してるほうがもちろん子どもの機嫌はいいし、夜中に粉ミルクこぼしただの哺乳瓶のキャップからミルク駄々漏れ赤ちゃんミルクまみれ、寝ぼけておむつの向きが逆、とかもうミスに枚挙が無い。そしてああああもう、家事が全然すすんでないorz、もうめんどいから大人のご飯デリとか適当でいいや、みたいな。

じゃあなんで子ども産んだのって言われると、やっぱり本能的に子どもは欲しかったから。上に書いたような目にあっても、それでも子どもは可愛い、掛け値無しに可愛い。授乳をえへへって笑って待ってるのを見ると、ほんとに可愛い。そしてまだまだ大変なんですけど、毎日毎日こつこつお世話をしていると、少しずつ、玉ねぎの薄皮をむくように楽になっていくし、やはり人間がこつこつ成長することに携わる醍醐味というものがあります。醍醐ってのは、今で言うチーズのようなもののことですよ。チーズは臭いけど美味しい、大変だけど幸せ、といったところでしょうか。ある晩、子どもが寝ている時(1日断乳&搾乳して捨てるようにして、与える母乳にアルコールが入らないよう配慮した上で)、赤ワインをいただいたことがありますが、寝顔を見ながら、なんともいえない充足感を感じるというか、とても美味しかったです。