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はるのあした

涵之如海 養之如春

小児科医ママの「育児の不安」解決BOOKを読みました

小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK‐間違った助言や迷信に悩まされないために

小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK‐間違った助言や迷信に悩まされないために

著者の森元やすみ先生が、Twitterでつぶやいたこと、ブログに書かれていた記事をまとめられた本です。一言で言うと、うちの子が新生児の時に手元に欲しかった!*1Amazon経由でやっと届いたので、読みました。薄くて子どもが寝ている間に一気に目を通せる割に、きちんと主張の根拠となる文献を引用していること、また先生自身の個人的な意見は分けて書かれている良書だと思います。日本のお母さんはデフォルトで十分きめ細やかで真面目に対応しているので、もっとおおらかに、という思想も◎。とはいえ子育てにはやはり正解はなく、子どもによって個性があって、色々なので、この本含めいろんな人に相談して、最終的に判断される作業は大切だと思います(と一応書きたくなるほど強力な本です)。以下、役に立ったこと、思ったことなど:


授乳中に飲んで良い薬のこと
精神疾患、抗がん剤などを一部の薬を除いては、母乳に移行する量は微量であり問題とならない、というのが最近の見方のようです(この件は小児科、産婦人科の先生のほうが詳しい印象)。本書では授乳中に飲んでも問題がない薬の一覧があり、これだけでも買う価値はあると思います。過去かかった内科の先生で、本書に載ってる薬でも「授乳をやめて薬を飲んでください」と言われることがありましたが、たぶんとにかく安全側に倒すなら飲ませないほうが無難、という判断によるものかなと想像しています*2


1歳未満のインフルエンザの予防接種
自分は医者ではないですが、これについては素人がかかりつけの小児科の先生と話をしている感触では多少意見が分かれると思います。これは0歳児の場合、下記の理由によります。ただ、子どもにインフルエンザを伝染すのだけはとにかく避けたいので、この冬は親である自分が接種しました。
(1)本書でも言及があるようにほかの受けるべき予防接種の本数が多いので、そちらを優先したほうがいい(本書の場合16本)
(2)インフルエンザの予防接種を0歳児に打っても抗体ができないことが多い


医者に行く目安
これもわりと先生や人による…。3・4か月検診でお話した小児科の先生で、「子どもは一度症状がでるとなかなか引かないので、早めに医者にかかったほうがいいですよ」という先生もいました。とはいえ、こちらとしても、あんまりつまんない用事で行って、かえって風邪とかうつされてもな、などぐずぐず。自分の場合、子どものその症状で夜泣きが悪化した、夜寝ない、機嫌が悪くなった、あまりにも症状がひかなくてこちらも世話をするのがしんどくなってきた、あたりで連れていくようにしています(共倒れになってもまわりが困るので)。


書いてなかったけど気になること
正直良く分からない離乳食
個人的に、育児雑誌とかでとりあげられる離乳食の記事って、えっここまでしなきゃいけないの、って思っていて、うちはとりあえず2回食が軌道にのったので、最近は油や肉を使わない親が食べるものを、味付けするまえにとりわけて、適宜潰して食べさせています。超適当。最近のたまひよとか、日本の離乳食って、ものすごい厳密で、こんな手の込んだもの、自分が赤ちゃんの時絶対食べてなかったと思うし、たぶん日本よりルーズな海外はどうしてるのかなと思います。


おかげさまで8ヶ月を過ぎ、遅れていた0歳分の予防接種もほぼ終わり、お腹の風邪、風邪による発熱も一通りやりまして最近だいぶ落ち着いてきました。最近、子どもも結構あちこち連れ回してる割に元気なので、結構本人も逞しくなってきたようで頼もしいです。そうして思い返すと、新生児~生後5ヶ月ぐらいまでは親である自分も余裕がなくてバタバタ、はじめての子育てで色々わけわからんし、子どもと二人で家に篭もっている時は本当に色々考えすぎ、思い悩みすぎていたと思います。本書はそういう時にほんとは読みたかった…、(子どもが産まれたタイミング上しょうがない)色々励ましてもらえる暖かい本だと思います。

*1:と言ってもうちのちびっ子が産まれてしばらく後に出版された本ですが…

*2:内科の先生も授乳については専門ではないと思うし

乳にまつわる話

子どもがちょうど6ヶ月の時に断乳しまして、それ以降ミルクです。断乳前は子どもがミルクを拒否したこともあって、完全母乳育児(完母)だった時期もあります。が、4ヶ月過ぎた頃から子どもの歯が生えてきちゃって、授乳中に乳首を噛まれるようになったのがちょっと早めの断乳のきっかけです。あれね、痛いのよほんとに。助産師さんに相談したら、「噛んだらお尻をひっぱたきなさい!」とか言われたんですが、そこまでしなくてもいいかなあ、とかぐずぐずしてたらどんどん歯が増えちゃって、ってそれ子どもの成長が自分の乳首の恐怖になるってどうなのよ、子どもの成長を素直に喜ぼうよ、と思ったので、母乳を止めました。


その後、子どもとさる町営の日帰り温泉に入ってたところ、「母乳もうやめたんですね」とその辺のおばちゃんに話しかけられ、「はあ、なんでわかるんですか」と言ったらそのおばちゃんは乳首の色であげてるかどうかがわかるんだそうです。マジですかおばちゃんあんた何者ですか。助産師さんとか?しかし完母推進派も世の中にはいることだし、あまり波風立てるようなことを言っても、と思い、「歯が生えてきちゃったので噛まれるのが辛くて、それで」と付け加えたところ、「いいんですよ、母乳の出が悪くなるとね、子どもが噛むようになるんです、子どもは自分の成長がわかってます、だからもうあげなくていいんですよ」、と三文小説とか昼ドラにでてくるような、安いお土産用FRP恵比寿人形みたいな笑顔で返されちゃって、エー、どうしたらいいのかいな、もうおばちゃんにはかなわない。


断乳中はホルモンバランスが大きく変わるせいか、ちょっと体調が崩れました。育児疲れもあったのかもしれません。耳鳴り、めまい、って何その更年期、みたいな感じになったので親からのアドバイスで命の母、という更年期用の漢方薬を飲みつつ、実家に帰って日帰り温泉に浸かりまくってました。ドラッグストアで、子どもをエルゴで抱っこした状態で、「命の母ありますか」と若い男性薬剤師さんに話しかけたら「ええっ」って顔をされましたが、あれ、べつに更年期じゃなくても不定愁訴というか、血の道症、ホルモンバランスが崩れがちな時に効くんでおすすめです。


授乳中は、哺乳類としての一面が引き出されたとゆー意味では興味深い時期だったと思います。貧血もあったと思いますけど、頭がぼーっとして、あきらかに事務能力が低下して、頭も悪くなってたし*1、感情的になりやすくて考え方もネガティブでぐずぐず、一方で子どもは子どもで母乳飲んでればとにかく大きくなるし、自分が哺乳動物であることを思い知らされる時期でもありました。


特に、おっぱいあげてる時ってそういうホルモンが出ているせいもあって、母親もうっとりとろんと幸せな気持ちになります。それがちょっとまた依存性、中毒性があって、それでなかなかこちらも母乳をあげるのをやめられない。ずるずる。なので、断乳するときは結構苦しい思いをしました。最後に子どもに母乳をあげた時のことは結構覚えていて、母乳をあげてる間中、なぜか涙がとまらない。歯が生えたことを素直に喜ぼう、これで終わりじゃない、まだ育児は続く、もっとまだまだたくさん愛情をかけるチャンスはあるんだし、とか自分に言い聞かせても涙が止まりませんでした。今思うと殆ど哺乳動物、本能の世界だよなあ、あれって。ということで、妊娠~授乳期間ってのは、自分のなかの原始的な、ものすごい奥底から動物的なものやなにか深い強いものが引き出され、それが自分を支配して、存在しているような感じでした。


で、断乳が完了してからはすっきり妊娠前のクリアな思考、事務能力、通常運転にもどりました。その激変ぶりに我ながら、人間って、普段、どれだけ前頭葉とか新しい脳みその部分が日常を支配しているのだろう、どれだけ頭でっかちなんだろう、とか色々思いました。あの、自分もしらなかった自分のなかの奥底から沸いてあらわれた動物的ななにか、が少し影をひそめた、という喪失感は、あります。いや、ほんとうに後ろでひっそりと姿をひそめているだろうか?、わからない。ずいぶん落ち着いた最近は、月並みな言い方ですけど、一時だけいろいろなものを獲得したり喪ったり、それもあれも自分のことで、そういうことをくりかえして、やがて自分自身も豊かになっていくんではないかな、と前向きにとらえています。


ということで今は完ミ(ミルクだけ)ですが、当たり前ですが離乳食が軌道に乗ると、ミルクの飲む量も減るんですよね。まさに、乳から、離れる。子どもが自分で哺乳瓶持ってごくごく飲む姿はとても頼もしいと思うし、とにかく人に預けやすい、9ヶ月からフォローアップミルク、1歳から牛乳OKでミルク卒業、とか、さっさと子どもの手が離れてくる実感があるんでミルクはミルクのよさがある、と思うこの頃です。

*1:いっぽう、いちいち自分の行動とか、やってることに意味とか考えちゃう頭だと、新生児のころの24時間絶え間ないおむつ交換と授乳呼び出しに精神的に耐えられない気がする

ホームケアにあると便利なもの

子どもの体調がちょっとよくない、医者に行くほどでもないけど、一応何かケアを、というときにあると便利なものを書いてみます。


ビオフェルミン細粒

新ビオフェルミンS細粒

新ビオフェルミンS細粒


生後3ヶ月から使えます。規定量をごく少量の水に溶いて、スプーンでえいっと飲ませます。子どもが下痢をしたとき、とくにノロっぽい便でもなくて、元気だけど気になるな、ぐらいの時に飲ませています。大人も使えます。


ベビークリーム

ベビークリーム50g

ベビークリーム50g


べたっとした赤ちゃん用のクリームだったらなんでもいいです。下痢をしたとき、お尻がかぶれやすいのでおしりふきでふいた後にべたっと塗ります。


赤ちゃん用のスポーツドリンクの粉


下痢をした、吐いた後の脱水防止に常備しておくと便利です。麦茶の粉でも。


ムヒ・ベビー

ムヒベビー 15g[第3類]

ムヒベビー 15g[第3類]


夏場、首筋のあせもなどに。夏場、うちのちびっこがあまりにもかきむしるので、風呂上りにえいっと塗ったら「おおおおおお」って感動されたことがあります。


赤ちゃん用の商品なら、市販品も結構活用できる印象。

育児が多少楽になったお助けグッツ

今年も残り少なくなって参りましたので、今年、母親になったばかりの人間が「これは買ってよかった!」という育児グッツをご紹介します。グッツグッツ連呼でゲシュタルト崩壊気味。ところではてなブログっていつbeta版じゃなくて正規のが出るんでしょうか*1


電動鼻水吸取器


勿論子どもの鼻風邪が悪化したら耳鼻科で鼻水をとってもらうのがベストですが、家にあると便利。ちなみに、2、3歳ぐらいになると自分で鼻水をこれで吸い取ってくれるそうです。鼻水吸取器は親の口で吸い取るタイプもありますが、その場合子どもの鼻水の飛沫を間接的に吸い込む構造になっているため、子どもから風邪を伝染される確率がハネ上がります。ちなみに私は口で吸い取るタイプでがっつり伝染されました。しかも親のほうが重症化するってどゆこと。ぐすん。


アップリカにおわなくてポイ

アップリカ におわなくてポイ 消臭タイプ 本体 09101

アップリカ におわなくてポイ 消臭タイプ 本体 09101


こんな高級なゴミ箱いらんがな、と私も思ってましたが、離乳食が始まってウンチが劇的に臭くなり耐えられなくて買いました。カードリッジ代(ランニングコスト)がばかにならないなら、ウンチおむつだけでもこれに入れるだけでもだいぶ違うと思います。Amazonだと結構安い。ちなみにたとえば郊外の、ブックオフ系列の大型リサイクルショップでもお安く本体が手に入ります。


ベビーオイル

ジョンソン&ジョンソン ベビーオイル ムコウリョウ 300ml 【HTRC3】

ジョンソン&ジョンソン ベビーオイル ムコウリョウ 300ml 【HTRC3】

  • 出版社/メーカー: ジョンソン・エンド・ジョンソン
  • 発売日: 2011/11/09
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
  • 購入: 2人 クリック: 2回
  • この商品を含むブログを見る

メーカーは子どもの肌の相性があえば、正直どこでもいいと思います。ピジョンとか、赤ちゃん本舗とかなんでも。ほっぺたがちょっとかさかさしてる時にも。赤ちゃんのお尻かぶれにも。あと、ウンチの時にちょっとかけとくとつるっと取れます。


ルンバ

iRobot Roomba 自動掃除機 ルンバ 770

iRobot Roomba 自動掃除機 ルンバ 770


うちの子はルンバを敵か何かだと思って追い回しますが…子どもがこぼしたものもはき取ってくれるので便利。


マイペット

かんたんマイペット ハンディスプレー

かんたんマイペット ハンディスプレー


つまり、除菌ができる、追加で洗い流さなくていい、フローリングに使える薄い洗剤。子どもが食べ物をこぼした後、吐いた後などを水拭きで拭いて、更にマイペット+乾拭きで拭き取るとすっきり。


ファルスカの子ども用の柵

ファルスカ ジョイントプレイペン ドアパネル付き 746028

ファルスカ ジョイントプレイペン ドアパネル付き 746028


ハイハイの手前の、ずりばいが完成したあたりから、どっちにしてもチャイルドガード、子どもをブロックする柵は必要で、ファルスカじゃなくてもいいと思いますが…また子ども専用の遊び場スペースとして、ちらかしてもいいゾーン分け、という意味合いであると便利です。子どもが2、3歳になったら、多分乗り越えるか破壊するかどっちかだと思うので、これもリサイクルショップとかで中古のを買うのが賢いかもしれません。


あとは車。ほんとに。泣いても叫んでもチャイルドシードできちんと家までお連れします。こうして書き出すと、すごい出費ですね…実際子どもを守る、子どもをケアするグッツって世の中にもっとたくさんあるので、子どもが増えるだけでも買うものが増えるしお金も動くし、景気回復につながるんじゃなかろうかと思います。

*1:個人的には、はてだのUIだと出てくる写真、Amazon商品、キーワード、動画、おえかきボタンがはてなブログだと表示されないんですが、これはタグを黙って手書きしろということでしょうかそうですねなんかすみません。

机上の空論を思い知る

子どもできてから色々学ぶことは多いのですが、(おのれをそだてるから育自です、というほどの話題でもない)やっぱりあの、理屈とか本の上ではそうなってるし正しいけど現実それ全く役にたたんわソレ、みたいな件に多く遭遇するようになった気がします。


大したことじゃないですよ、子どもがお腹の風邪ひいて、1日20回ぐらいウンチついたおむつばっかり取り替えてればそりゃ菌もらっちゃって自分もお腹の調子ぐらいわるくなるわな、消毒しようか、ってそんなことしてる間に子どもがまたギャン泣きですわ、結局消毒の知識とか全然意味ないわ、みたいな経験をするわけですね。


あとは離乳食。「野菜のやさしい味を覚えさせましょう」とか離乳食ガイドに書いてあって、それ真に受けて色々工夫して食べさせても、その時子どもが嫌がって食べないもんは何したって食べません。そしてある日突然、本人の気が変わって食べるようになったりする。


過去、仕事でもそういう経験はあったんで、べつに子育てじゃなきゃ経験できない、というわけでもないし、ありがたくも何ともない系統の経験ですが、とりあえず拾えそうなスキルは、そういう「詰んだ時」に、逃げずに泥臭くてもとにかく手をつっこんでやりぬく力、でしょうか。あるいは、次のアクションをどうしようか考える。いや子どもいると逃げたくても逃げられないし、てか最低限汚れたおむつ捨てようよ速やかに。とりあえず換気も。ああと離乳食とかもう市販品のパウチでいいよマジで。だってほんの一時しか食べないんだし。

これを乗りきることが主眼であって最適かどうかは問題ではない

結構そこんとこ、履き違えそうになるんですけどね。twitterとかSNS、Webを駆使して自分の子育ての手法を最適化しようと目指すのはいいけど、最適化ってのは、目的関数を一番ぎりぎりのとこまで追い詰める作業だから、そういう極端なことばっかりネットで拾って生活に取り込んでると、別に育児に限らずなんでもそうだけど、自分が途中で息切れして倒れるんだよね。twitterとかWebって一番極端なメタ発言した子一等賞、みたいな世界だし。実際そんなこと起こり得るかっていうとねえよ!そんなのめったに!みたいな件tlで流れてくるし>そういうクラスタは最近やんわり切るようにしてきた。


自分の半径5mぐらいの教育関係者が言うのは、「結構お母さんは頑張りすぎて高校ぐらいで息切れして挫折するけど、実は高校が一番大切」ってわーそーなんだよ育児ってすごい長期戦なんだよー。まだ半年しか経ってないよーって感じです。

断乳中

子どもが6ヶ月を前についに4本めの歯が生えてきて、本人も歯が痒いのか何度注意してもおっぱいを噛むし、離乳食もちゃんと食べるし、ということで断乳


断乳初日の夜、「あなた、次の受精どうするの、できるわよ。」とお世話になった産院の看護師長さんに訊かれて「いやいやいまはこの子が」と答えにつまる、という不思議な夢をみる。


断乳2日目からゆらゆら体調がよくない、めまい、耳鳴り。時々下腹部にきゅううと血が集まる感じ。命の母、投入。じわじわ効く。元々、子どもに知恵がついて、あの手この手で断乳&卒乳を阻止しようとするまえに断乳しなさい、とアドバイスされて、そりゃそうだと思ってたけど、この体調の悪さ、復職前だったのが不幸中の幸いかと。